ご高齢の方やご病気をお持ちの方にとって、歯科治療はストレスに繋がってしまうため敬遠しているかもしれません。しかし、歯が残っている方と歯が残っていない方では、その健康状態に大きな差が出てきます。最近では、歯が残っている方の方が将来的な認知症の発症率が低く、元気な老後を送れるという報告がされています。むし歯や歯周病の治療を行い、定期検診をして歯を健康に保っていくことは、いつまでも元気に暮らしていくために必要なことであるといえます。
- 最近食事が飲み込みにくくなってきた方
- 服用中のお薬の影響が心配で治療をためらっている方
- 歯の調子が悪くて楽しく食事ができない方
- 入れ歯や被せ物が合わなくてよく噛めない方
など、様々なお悩みをお抱えの方が気軽にご相談ができるクリニックでありたいと思っております。
当院の3つのPOINT
全身状態の「医学的管理」を行います。
問診をしっかりと行い、お薬手帳などで服薬状況を確認し、歯科以外の病気についての豊富な知識と細心の配慮を持って治療を行います。
歯科補綴(義歯など)、歯科保存(むし歯や歯周病など)、口腔外科(抜歯など)の「包括的な診療」を行います。
可能な治療は全てご提案させていただきます。勘に頼らない、計画的で且つ全体的な治療を安心・安全に行わせていただきます。
必要に応じ「他の医療機関との協力・連携」を行います。
症状によっては、医科へ全身状態の問い合わせを行い、情報を共有してから治療を行います。また、リスクの高いケース(例えば心臓の状態が悪く心電図を見ながら治療が必要な場合など)は大学病院等の専門設備の充実した機関への紹介も可能です。
ご高齢の方に多い根面う蝕
年齢を重ねると歯肉が下がり、歯の根が露出します。露出した根は通常の歯よりも柔らかくむし歯への抵抗性が低いことに加え、加齢に伴い唾液が少なくなるため、その部分は非常にむし歯になりやすくなります。専門的には根面う蝕と呼びますが、「大人むし歯」と表現することもあります。若い頃はむし歯にならなかった方でも、年齢を重ねるとこの根面う蝕でむし歯になることがあります。
歯をできる限り残すには
何歳になっても丁寧な歯磨きを継続していただくことは大切です。しかし、ご高齢になってくると、手の筋肉の衰えなどもあり若い頃のような歯磨きができなくなってくることがあります。当院では、より磨きやすい歯ブラシのチョイスや電動ブラシの使用、フッ化物によるうがい、歯科医院でのこまめなクリーニングなど、患者様それぞれに応じた対応策をご提案させていただきます。
ご自身の歯を多く残すことによって、しっかり噛んで認知症を予防したり、消化を助けて身体の負担を減らすことができます。いつまでも元気でいられるように、お口の中から皆様の健康な人生を支えることを目標にしております。
ご来院される際にご準備いただきたいもの
病名や症状の度合い、服用されているお薬など把握させていただきたいため、
お薬手帳や血液検査のデータなどお持ちでしたらご持参ください。